品質管理

品質管理とは、それまでの工程の全てが結実する、
最後の“仕上げ”であると泰成工業所は考えています。

最終的に出来上がった製品を各種検査機器でチェックすることはもちろん、厳格な「作業標準」を取り決め、生産の段階において的確な作業が行われているかを常にチェックしています。 全社員が「基本がすべてに優る」という意識を持ち、技術に溺れることなく、正しい作業の維持 ・管理に努めることで、精度の高い確かな製品をお客様にお届けできると考えています。

精度という品質

製品によっては、100分の1ミリの精度が必要とされることも決して少なくありません。
たとえばオイルシールやブレーキ・マスター バックなどがその一例です。オイルやエアーが 漏れないようにするため100分の1ミリの精度で製作、チェックしています。

  • 仕入れ段階

    受注段階からの詳細な各種データを一元管理するとともに、品質管理の工程はわかりやすく視覚化。問題点の早期発見や正確な作業が行われているか管理しやすい環境を実現しています。

  • 加工工程

    コンピューターによる生産管理システムを併用し、工場内で情報を共有。ライン上の製品の流れをよりスムーズにすることで、機械稼働率や生産性の向上を図っています。

  • 出荷検査

    品質検査員の目の前に掲げる作業標準書。個人の判断に依らない、厳正な品質管理を行うために、各検査における基準を明確化・視覚化。正しい作業の維持管理と共に精度の高い出荷検査を徹底しています。

  • 品質管理

    高精度の各種測定機器。メーカーの研修も積極的に活用し、検査員のスキルアップ、検査精度のレベルアップを図ってい ます。

各種測定機

  • 顕微鏡
    10~500倍の拡大能力とデジタル撮影機能を備えた顕微鏡。 ファイバーの流れやミクロン単位のクラックなど、僅かな傷も見逃しません。
  • ワーク作成機
    マイクロカッターにて製品を精密に切断し、樹脂に埋め込み、 さらに表面に研磨等を施し検査対象のワークを作りあげます。 これにより、さらに正確な品質検査を行うことができます。
  • アムスラー
    被試験体に曲げ荷重を加え、曲げに対する抵抗力を測定したり、引っ張り及び圧縮荷重を加えることで、引っ張り強さや圧縮に対する強さを測定します。
  • 投影機
    測定物の拡大像をスクリーン上に写し出し、測定物の輪郭やポイントを座標軸として読み取り、精度を測定します。
  • 三次元測定機
    プローブと呼ばれる測定点検出器が、X軸・Y軸・Z軸方向に動き、空間座標を読み取ることにより、位置・距離・輪郭形状を測定する万能測定機です。
  • 真円度測定機
    プレス加工、または機械加工された円筒形部品の丸さの度合いを測る機械です。
  • 表面粗さ測定機
    測定物の表面の微細な凹凸を測定する機械です。
  • 形状測定機(コントレーサ)
    スタライスと呼ばれる触針によって測定物の表面をトレースし、 その輪郭を拡大記録する測定機です。

人という品質

技術の継承は、生産の現場において常に課題として挙げられています。
現場の品質情報を持つ、直接生産に関わる個々のラインスタッフが高い知識・技術を持つことで、製品精度は向上していきます。
泰成工業所では徹底した教育体制とマネジメントにより、スタッフの質を高めることで、お客様満足度のさらなる向上を目指します。現場におけるOJTはもちろん、各種研修、勉強会の実施等により、技術と知識をベテランから若手へと確実に継承させます。そして当たり前のことを当たり前に行う基本の姿勢。それらのナレッジマネジメントに徹底して取り組んでいます。

  • ISO

    泰成工業所は、'03年、品質管理マネジメントISO9001を取得しました。しかし、品質のマネジメントは、日々の生産の中でこそ評価されるものと私たちは考えます。各工程では毎日、工場単位でも毎月の品質会議を開催。随時話し合いの場をもつことで、不具合事象を共有・把握し、いち早く改善活動に生かしています。また、環境マネジメントISO14001も取得し、環境対策にも取り組んでいます。

  • 安心

    泰成工業所では、お客様となる企業の認定検査員の資格を、品質検査員はもちろん、現場単位でも取得させています。 お客様の元で研修を受け、その品質基準を習得したスタッフが検査することで、お客様に安心と、ご満足のいただける製品をお届けしています。

  • 検査

    品質を管理する上で、検査に用いる検査器具の特性を理解することは不可欠です。品質管理チームでは、各メーカーの講習などを積極的に活用し、各種検査体制の向上に努めています。

  • ゼロ

    製造における不良率をゼロにすること。それは非常に難しいことではあります。しかし私たちは、不良な品を決して出荷させない、見逃さない体制作りを追求し、不良率ゼロを目指しています。

  • 基本

    製造業の基本といえる、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)。 泰成工業所では現在、改めてこの5S活動を徹底させています。生産環境の美化。それは、生産能率の向上だけでなく、従業員の意識を反映するものでもあります。よりよいものを作り出すために、私たちは常にこの基本を実践しています。