たとえば、平たい部品に穴を開けネジ山を作る場合、ナットを溶接してネジ山を取り付けるため、複数の部品と工程を必要とします。しかし泰成工業所ではこれらの工程を順送のバーリング加工で行うことにより、生産性を大幅に向上させています。また、各々の機械能力に合わせてSPM (毎分のストローク数)を調整することで、バーリング加工や安定しにくいといわれるカーリング加工の高精度化を実現しています。 |
自動ドアヒンジブラケット
W65×D90×H16(mm)
(内径φ20、h7(mm)相当) |
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h7相当のカラー溶接タイプを一体化 |
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平たい部品に穴を開けてネジ山を作るとき、従来「山」にあたる部分は溶接でナットを取り付 けていました。 しかし、出来上がったパーツ+ネジ山のパーツ +溶接処理というように、複数の部品と工程が 発生し、コスト高の原因となっていました。 バーリング加工は平板に下穴をあけ、プレス処理のみで、円筒状にストレッチ・フランジング しネジ山の部分を押し出して成形します。後はネジ切りをするだけで完成となります。 |
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ダイヤフラムプレート
φ170〜φ250 t=0.8〜1.2(mm)
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カシメ用バーリングを一体成形 |
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成形する縁の部分を外側に向けて小さな径で丸める外形部のカールは、通常安定しにくいとされています。泰成工業所では、バーリング加工後に折り曲げるカーリング加工も、順送で製作することができます。 |
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