TAISEI Industry Corporation. 泰成工業所 増肉加工でアルミダイキャストをプレス化。プーリーもオイルポンプも。
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増肉加工

増肉加工とは、通常のプレス加工のように厚い材料を薄くするだけではなく、薄い材料を部分的に厚くして一体成形加工するものです。 たとえば削り出すことによって厚みの変化を形成するアルミダイキャストの場合、厚い部分と薄い部分を1つのパーツ内で自由に作ることができますが、作業コストが高いことが難点でした。 泰成工業所ではこの厚みの変化をプレスによる増肉加工で対応することにより、コストの低減と軽量化を実現しています。

ケーススタディ

オイルポンプ部品写真
エンジンにオイルを循環させる役割を担うオイルポンプ。従来アルミダイキャストで製造されていたこの製品を、プレスによる増肉加工で製作します。
 
特長
鋭角なコーナー部
 
ポイント
通常プレスでは丸みを帯びてしまう外側の角の部分も鋭角に仕上げることができます。
   
A-B断面図 通常の場合
写真内の赤い破線部分が鋭角に仕上がっていることがポイント。

ケーススタディ

差厚成形品-シェルフロント
φ270×H75  t=1.6(mm)
増肉加工とは逆に、部分的に薄く加工する差厚加工。通常のプレス加工よりも素材を引っ張り痩せさせることで、余分な材料の使用を減らし、コストの削減につなげます。
 
特長
これまで補強板の溶接を必要としていた加工をプレス化
 
ポイント
厚みの不要な部分を板厚の60%以下に抑えての加工が可能
     
before   after
 
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高張力鋼板の加工プレス技術で不可能を可能にプレス加工での量産化とコスト削減  
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